気密測定

■気密測定(C値測定)


相当隙間面積とは?
建物の気密度は相当隙間面積(C値)と言われる数値で表します。
これは建物全体の隙間(αA)を実質床面積(S)で除した数値で、次世代省エネ基準ではT地域(北海道)U地域(東北三県)をC=2.0cu/u以下、それ以外の地域はC=5.0cu/u以下となっている。

しかし、高気密住宅を謳うのであれば、V地域以南であってもC=1.0cu/u以下にするべきであり、譲歩したとしてもC=2.0cu/u以下は譲れない数値です。


■気密測定の方法

一般に使用される測定装置は、送風機、流量測定器、内外の圧力測定器、内外の温度計などで構成されます。

送風機で住宅内外の圧力差を作り、5点以上の圧力差と流量を測定して、グラフを作成し、そのグラフをもとに総相当隙間面積を算出します。

低気密住宅では、隙間が多いため、送風機で空気を送り出しても、隙間からすぐに空気が流入してくるため、流量を大きくしてもあまり差圧があがりません。それとは逆に、高気密住宅では、少ない流量で差圧を上げることができます。




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